最近注目されている「アンチポリューション」について解説したいと思います!
アンチポリューションとは?
アンチ= 抵抗
ポリューション = 汚染
コスメやスキンケアの世界では、
◎大気汚染からお肌を守る
◎お肌から大気汚染物質を取り除く
コスメやお手入れに使われてる言葉です。
大気汚染物質って本当に恐いの?
ここで言う大気汚染物質とは、次のようなものになります。
PM2.5
粒子径2.5μm以下 非常に小さな大気汚染物質
自動車の排ガスに含まれる
皮溝、角質細胞間、毛穴など、肺にまで入りやすい。
アレルゲンとなり、肌の痒み、炎症 ニキビ → 活性酸素発生 → たるみ しわ シミ 角質肥厚
呼吸器症状、循環器への悪影響も
光化学オキシダント(Ox)
化石燃料を燃焼 → 窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)などが放出
これらから光化学オキシダント(Ox)が生成されます。
主成分のオゾンが紫外線に反応して化学反応 → オゾンが酸化 → 人体に影響
涙目、目がチカチカする、鼻、咽頭の粘膜炎症、頭痛、葉緑素の破壊・光合成低下など
皮膚では炎症、発赤 → 活性酸素発生 → たるみ しわ シミ 角質肥厚
黄砂
直径4μm程度 体内に侵入しやすい 呼吸器症状、循環器への悪影響
東アジアの内陸部の砂漠の砂 中国を越えて飛散してくる
アレルゲンとなり、花粉症に似た症状が出る
皮膚症状が強く、肌荒れ、炎症、ニキビを起こしやすい
花粉
直径30~40μm 皮膚や粘膜に付着しやすく、体内より外皮粘膜でトラブル
アレルゲンとなり、IgE・肥満細胞と反応し、ヒスタミンなどの炎症物質が体内に放出
涙、くしゃみ、鼻水はじめ、炎症症状が出る
日本ではスギ・ヒノキ・ブタクサなど
皮膚でも免疫反応を起こす → 肌の痒み、炎症 ニキビ → 活性酸素発生 → たるみ しわ シミ 角質肥厚
アレルギーの場合は、汚染物質に対して免疫反応を起こした結果、トラブルが出ますが、
その他の場合は、大気汚染物質がそのまま悪さをするというより、
大気汚染物質が付着・侵入したことにより発生する「活性酸素」の影響が強いです。
目立ったカブレや炎症が起こらなくても、
お肌が硬い、化粧水などのなじみがわるい、
ザラザラ、ゴワゴワ、くすみ、血色がわるいなど、
不健康な状態になっていることが多いです。
ステイホームしていたら大丈夫?
大気汚染物質には、当然、野外に出れば出るほどさらされます。
人混みや交通量の多い場所、工業地帯が近い場所などに出掛けられる場合は、
しっかり対策して出掛けましょう。
しかし、自然が多い場所、田舎のほうが、必ずしも空気がよいとはいえず、
開けた土地には、広大な工場地帯が近隣にある場合が多いので、注意します。
田畑で使われた窒素肥料は、土壌微生物の状態が悪いと「亜酸化窒素」を発生し、空気中で窒素酸化物となります。
また大規模な農薬散布がある場合も注意が必要です。
また地形やお天気の影響が強いこともポイントとなります。
花粉シーズンの春先だけでなく、
光化学オキシダント(Ox)は真夏日のほうが紫外線によりオゾンの化学反応がすすみます。
大阪と神戸を比較しても、神戸は風向きの関係で汚染物質が飛来しやすく、
大阪では湾岸の工場地帯よりも、市内に滞留しやすい傾向があるそうです。
ステイホームでは、
大気汚染よりも、繊維、ほこり、髪の毛や皮膚の破片、ペットの毛や皮膚の破片、食物の粉などがどうしても発生します。
キレイすぎるのも免疫低下につながりますので、入浴や洗顔で取り除ける範囲で問題がなければさほど気にする必要はありません。
マスクの影響は?
マスクを着用することで、呼吸器への侵入はある程度防ぐことができます。
とはいえ、サイズの小さいものは、多少なりと皮膚粘膜に付着し、体内に侵入しますので注意は必要です。
マスクにより乾燥、摩擦によりバリア機能が低下している方が多いです。
お肌の負担になるメイクが減ったことはよいのですが、
その分、バリアも1枚減っているので、結果的には肌荒れが酷くなった方が増えています。
アンチポリューションはどんなケア?するとどうなる?
3つのステップをどちらも行うことが大事です。
◎身体に備わっている排泄を助ける
◎皮膚や粘膜のバリア機能を高める
◎抗酸化物質を内側にも外側にも
この3つを意識することで、快適に健やかに過ごすことができます!
特に皮膚が薄い方、赤みが出やすい方は特に注意!
取り除くケアは避け、バリア機能を高めて、
丈夫な皮膚を産み育てることに注力しましょう。
お肌が乾燥、敏感なのに、
毛穴の汚れ、皮脂、ざらつきが気になる方は、
まずはディープクレンジングとデトックスです!
大気汚染物質はご自宅では取り除けないサイズですので、
サロンでしっかり汚れを取り除きましょう。
アトピー肌、アレルギーがある方は
炎症で活性酸素が盛大に発生するので、
取り除くケアは避け、バリア機能を高めて、抗酸化することに注力しましょう。
大気汚染物質の除去や不着からお肌を守るコスメも、いろいろなものが発売されています。
・クレイなどの鉱物由来パウダー(吸着・除去系)
・ヒアルロン酸(保湿・保護・バリア系)
・植物由来成分(保湿・保護・バリア系)
・抗体(吸着・除去系)
etc.
もちろんRenatus Luxでも、汚染物質除去に対応しております。
プロのクレンジングはここまで取れる!をぜひ実感ください。
お肌をまっさらにして、美しく健やかな肌を育てていきましょう!
Renatus Lux
石橋志保