気温とともに湿度が下がって参りました。
お客様から、肌が乾燥する!と、
お客様からのLINEが入るたびに、秋を感じる石橋です(汗
悩ましいお肌の乾燥ですが、
日本の秋冬における「空気の乾燥」と「年齢を重ねることで」の2点は皆さま共通の因子として、
それ以外にもひとそれぞれな原因が重なっています。
①もともと乾燥肌である
②クレンジング・洗顔で乾燥させている
③化粧水・乳液・クリームで乾燥させている
④ブースターなるコスメで乾燥させている
⑤脱脂するケアの頻度が多い
⑥紫外線と汗、日焼け止めなどで、夏にダメージを受けた
⑦皮膚温が高いまま放置(のぼせ、暖房、お風呂上がりやスポーツ後など)
ほかにもありそうですが、ザッとこんなものです。
長いので簡単に(詳細はサロンで)まとめます。
①もともと乾燥肌である
皮脂が出ているかどうかは別として、
セラミドやNMFが作られにくい遺伝的体質の場合は、水分を保持する能力が低く、乾燥します。
皮脂が多い場合は、オイリードライなんて言われたり、
皮脂も少ないなら、かなりの乾燥肌ですね。
③クレンジング・洗顔で乾燥させている
界面活性剤が汚れより強い、すすぎが不充分、
ぬるま湯の温度が高い、タオルを動かしながら拭く、
お風呂で洗ってしまうなどなど
セラミドもNMFも流出し、皮膚温があがると蒸散して乾燥します。
③化粧水・乳液・クリームで乾燥させている
乳化剤や界面活性剤が強い、NMFやセラミドがとけでやすい設計
NMFやセラミドの生成を邪魔する、機能の邪魔になるなど
化粧水の中のアルコールは、種類と役割によります。
粉体たちも、良かったりわるかったりなので、お肌の状態と相談です。
保湿成分は油脂ではありませんので、保湿成分を与えずに、油脂を与えるのはNGです。
④ブースターなるコスメで乾燥させている
ブースターだけではないですが、いろいろな化粧品に配合されるようになりました。
油脂系:脂溶性成分にとってはブースターですが、水溶性成分にとっては邪魔 皮膚常在菌も偏っている方は悪玉が増えやすい
界面活性剤・乳化剤系:前述の通り
乳酸フルーツ酸系:角質を和らげますが、NMFやセラミドも流出しやすくなります、回復できる範囲ならよいですが、アフターケアなしでの使用は難しいですね
⑤脱脂するケアの頻度が多い
家庭で気軽に出来るクレイ系のコスメ、お肌に合わせて正しく使えてないことが多いのと、アフターケア出来てないことが多いので、ただカピカピで終わっているのが残念
汚れはしっかりとれましたが、回復できる余力がある方でないと、そのまんまになってることが多いです。
⑥紫外線と汗、日やけどなどで、夏にダメージを受けた
紫外線による活性酸素のダメージはセラミド生成やNMFの生成に問題が出ます。
汗は皮膚のpHを乱して乾燥しやすくなります。
⑦皮膚温が高いまま放置(のぼせ、暖房、お風呂上がりやスポーツ後など)
皮膚温があがると水分の蒸散が強くなり、セラミドやNMFの流出も高いので、
皮膚温を戻すことが大切です。
放置せずにすぐにローション、軽めの保湿をお願いします。
乾燥肌の予防には、
何よりも、あてはまる原因を取り除く事が大事です。
どんなによいコスメを使っていても、乾燥させる行為があるなら、
それは無駄遣いになってしまいます。
体質、肌質、そしてライフスタイルや習慣に合わせたお手いれが見つかると、
びっくりするほど良くなるものです。
サロンに通っているお友達さま同士でも、
「○○さん、すごくきれいになってた!」「最近、日やけされていない!」など、
お互い分かるほどにはなるものです。
【まとめ】
乾燥肌の予防・改善は
1.生活で乾燥させる行為をやめる
2.乾燥させるお手入れはやめる
3.たとえ「しっとりする」「保湿する」といわれる化粧品でも、乾燥するなら変える
4.肌質、体質、ライフスタイルに合った保湿の方法・化粧品を選ぶ
また、肌が乾燥しはじめたら、体も乾燥しはじめます。
涼しくなって、水分補給が減ることもありますので、
常温でゆっくり水分補給も心がけて下さいませ。
サロンでの肌解析、冬に向けてのホームケアご相談など、
お客様にもお時間いただきますが、どうぞよろしくお願いします!
RenatusLux
石橋