4月18日(月)中潮 月齢16.9
七十二候は15日から引き続き「虹始見(にじはじめてあらわる)」
そろそろカツオの旬ですね!
4月5月に獲れるカツオは、「初がつお」といい、
この時期に土佐で捕れるカツオは、
えさを求めて北上している途中のため、脂肪が少なく、引き締まった弾力のある身です。
色も鮮やかな赤色で、あっさりとしています。
一方、宮城県沖でとれるカツオは、同じ初がつおでも、
エサを求めて北上したものが、南下をはじめたカツオなので、
えさをたっぷり食べているため脂がのって、やわらかく、色はピンク。
赤いカツオの身を想像していると、白っぽくすら見えます。
同じ「初がつお」でも、どの地域で捕れるかによって、
かつおの状態が異なるため、味も成分も違ってきます。
植物も同じで、いつ、どこでどんなタイミングで収穫するが大切になります。
そして人間も。
いま何歳で、それまでどのように過ごされていたか。
それがお肌や身体にしっかりと刻まれています。
さらに遺伝子の違いは、意外にも激しく、
東アジア、日本人、という大きなくくりだけでなく、
その方その方の特性というのがあり、
そこに環境や生活習慣の影響がありますので、もっともっと複雑なのです。
そういう理由から、
その方のこれまでも大切にし、
その方のタイミングをお待ちすること。
良いタイミングで出会える人でいること。
これらは、セラピストとして大切にしている物の1つです。
カツオの良さも書きたかったのですが、
長くなるので、今日はここまで。
Renatus Lux