カワラヨモギ
学名 Artemisia capillaris
和名別名 河原蓬 ピタルカウンノヤ インチンコウ(茵蔯蒿)
科名 キク科
属名 ヨモギ属
種類 多年草(亜低木)
カワラヨモギエキス
フィラグリンの発現促進作用による抗炎症作用
カワラヨモギエキスは、ヘルパーT細胞、Th2が産生するサイトカインの分泌と、細胞内シグナル伝達物質STAT6などを抑制する。
これらはフィラグリンの産生を抑制し、アレルギー反応に関わるため、カワラヨモギエキスにて抑制することで抗炎症に働く。
また、フィラグリンに含まれるアミノ酸ヒスチジンからウロカニン酸が産生させると、紫外線を吸収し、表皮における紫外線によるダメージを軽減する
結果的に、アトピー性皮膚炎、乾燥やバリア機能低下、紫外線による小じわなどエイジングケアも期待されている。
ほかにも、抗酸化、抗糖化、ヒアルロニダーゼ阻害、リパーゼや5α-レダクターゼ阻害によるニキビ、肌フローラへの働きや、
髪の毛の成長因子VEGFの産生促進効果はヘアケアへの期待が高まっている。
ほかに、炎症や色素沈着にに関わるサイトカインIL-1αの抑制、色素沈着に関わるチロシナーゼの活性を阻害する効果が確認されてる。
フィラグリン
フィラグリンは天然保湿因子(NMF)や酸性アミノ酸として、皮膚の保湿やバリア機能の形成、維持に働く。
ヘルパーT細胞
免疫に関わる白血球のうち、抗体産生に関わるリンパ球。
Th1の場合は感染予防に役立つIgGという抗体が、Th2の場合はアレルギーに関わるIgEという抗体が産生される。
Th1型とTh2型は同時に働くことはなく、
Th2が分泌するサイトカインには、炎症を起こすものが多数あるため、
Th2型の体質の場合はアレルギーはじめ様々なトラブルが起こることが多い。
※化粧品成分は、含まれていれば必ずしも効果があるわけではありません。
まずはお肌質とトラブルの原因やメカニズムに合っているか?
次に化粧品に「ただ入っているだけ」でよいのか?
それとも機器や技術との併用が不可欠なのか?
化粧品成分の基剤、pH、他の成分とのかけ合わせも重要です。
※非常にデリケートで変質劣化しやすい成分を、むやみに混ぜて使うのは止めましょう。
※メーカーなどの「ライン使い」は必ずしも絶対ではありませんが、前後に塗ったものにより、
良さが発揮できなくなる成分や機能性、意味がなくなってしまう組み合わせも多々あります。
安全で効果的で、費用対効果を最大限に引きだすコスメ・サプリ選びのためにも、
専門知識を持ったお肌や健康のコンシェルジュ、かかりつけサロンをおすすめします。皆さんに、よいセラピスト・コンシェルジュとのご縁がありますように
Renatus Lux
石橋果林