NMF(Natural Moisturizing Factor)
角質層を中心に存在する保湿因子で、肌のバリア機能の一つであり、ケラチン繊維を強靱に繋ぐ物質でもある。
表皮の重さの約20%に相当する。
ケラトヒアリン顆粒のフィラグリン分子に含まれるアミノ酸:アルギニンから作られる。
生成過程で、PAD、ブレオマイシン水解酵素(BH)が不可欠である。
天然保湿因子の構成
アミノ酸40%
ピロリドンカルボン酸12%
乳酸Na12%
尿素7%
アンモニア、尿酸など1.5%
ミネラル(ナトリウム5%、カリウム4%、カルシウム1.5%、マグネシウム1.5%など)
リン酸Na0.5%
塩化物6%
クエン酸Na0.5%
糖、有機酸、ペプチドなど8.5%
天然保湿因子の不足
・バリア機能の低下による刺激、炎症、過敏
→ 刺激による肌老化の促進
・皮膚の慢性的な乾燥
→ 肌乾燥による肌老化の促進
・アトピー性皮膚炎
・乾癬
・老人性乾皮症
Renatus Luxのスキンケア
天然保湿因子を補えば、一時的に保湿でき、バリア機能を助けられますが、
何より大切なのは、肌のターンオーバーの中で、フィラグリンから天然保湿因子が作られることです。
遺伝子の問題で、これがうまくいかない方(アトピー性皮膚炎や乾癬の方など一部)もいらっしゃいますが、
肌に合わないお手入れ、間違ったお手入れ、肌環境などコンディションの問題であれば、
スキンケア方法を見直して、コンディションを整えることが改善へ繋がります。
これらに必要な成分の導入と、肌環境を整えていきます
場合によってはインナーケアでサプリメント接種も必要です。
・健康的なターンオーバー
・酵素の産生と反応
・フィラグリン、天然保湿因子の材料
・産生と反応を助ける植物成分
※化粧品成分は、含まれていれば必ずしも効果があるわけではありません。
まずはお肌質とトラブルの原因やメカニズムに合っているか?
次に化粧品に「ただ入っているだけ」でよいのか?
それとも機器や技術との併用が不可欠なのか?
化粧品成分の基剤、pH、他の成分とのかけ合わせも重要です。
※非常にデリケートで変質劣化しやすい成分を、むやみに混ぜて使うのは止めましょう。
※メーカーなどの「ライン使い」は必ずしも絶対ではありませんが、前後に塗ったものにより、
良さが発揮できなくなる成分や機能性、意味がなくなってしまう組み合わせも多々あります。
安全で効果的で、費用対効果を最大限に引きだすコスメ・サプリ選びのためにも、
専門知識を持ったお肌や健康のコンシェルジュ、かかりつけサロンをおすすめします。皆さんに、よいセラピスト・コンシェルジュとのご縁がありますように
Renatus Lux
石橋果林